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"本連載の2010年のベスト10を挙げたい。 1位:Saori@destiny「WORLD WILD 2010」(D-topia..."

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本連載の2010年のベスト10を挙げたい。

1位:Saori@destiny「WORLD WILD 2010」(D-topia Entertainment)

 「アイドルよ、海を渡れ 変容するSaori@destiny『WORLD WILD 2010』」で紹介。これ以降のSaori@destinyのライヴは異常な熱気を保っており、収録曲の中でも「I can’t」はその熱気が頂点を迎える楽曲。異様な魔力を孕む、2010年を代表するダンス・エレクトロだ。

2位:Chu!☆Lips「ワケあって結成日から1ヶ月遅れで6周年突入! ワンマンライブだよ全員集合!!」(South to North Records)

 「『ヲタがアイドルの活動を支えられるかどうかは、現場を見ればすぐに分かる』Chu!☆Lipsとチュッパーの幸福な関係」で紹介。ヲタの肖像権など無視したことが功を奏した、2010年の地下アイドル・シーンのエネルギーの貴重な記録。

3位:東京女子流「ヒマワリと星屑」(avex trax)

 東京女子流については「いよいよエイベックスが本気を出す!! 東京女子流という産業」で紹介。2010年のソウル・アイドル歌謡の頂点的作品。

4位:SKE48「1!2!3!4! ヨロシク!」(日本クラウン)

 「これぞ鉄板! 完成度抜群、SKE48のアイドル×ソウル『1!2!3!4! ヨロシク!』」で紹介。これも見事なソウル・アイドル歌謡。

5位:ももいろクローバー「行くぜっ!怪盗少女」(ユニバーサルJ)

 ももいろクローバーについては「号泣アイドル降臨! ももいろクローバー『未来へススメ!』」で紹介。「MUSIC JAPAN」の女性アイドル特集ですべてを持って行った楽曲であり、作詞・作曲・編曲を手掛けた前山田健一の実力を知らしめた作品。

6位:Tomato n’ Pine「キャプテンは君だ!」(Tomato n’ Pine Tokyo)

 「非武装中立地帯的なアイドル・Tomato n’Pine」で紹介。カップリングの「POP SONG 2 U」と「ためいき、オカリナ、ほら猫が笑う。」がともに素晴らしく、後者のビデオ・クリップ(http://www.youtube.com/watch?v=LzhXXAylF5o)も3人の素の魅力がにじみ出ている点が秀逸だ。

7位:キャンパスナイターズ「エロくないのにエロく聴こえる歌 ~しこたまがんばれ!~」(ポニーキャニオン)

エロくないのにエロく聴こえる!! 聴けば聴くほど頭が悪くなる名曲誕生」で紹介。元旦のテレビ放送からリリースまで3カ月待ったほど、突出した破壊力の楽曲。メンバーの藤岡みなみさんからは「くだらなくてすばらしいもの♪|藤岡みなみオフィシャルブログ『パンダGo!Fight!Win!』」でレスをいただいた。

8位:Cutie Pai「お人形と魔法のレストラン」(Cutie Pai Records)

 次回で紹介予定。

9位:KARA「アンブレラ」(ユニバーサル・シグマ)

 「右傾化する日本社会でK-POPはどう受容されていくか KARA『ガールズトーク』」で紹介した「ガールズトーク」に収録、シングル「ミスター」のカップリングでもあった。ひとつの洗練を極めたK-POP。

10位:ぱすぽ☆「Pretty Lie」(ジョリー・ロジャー)

 「“救済”を求めるアイドルヲタ……ぱすぽ☆周辺のアツすぎる上昇気流」で紹介した「TAKE☆OFF」に収録されているほか、シングルとしてもリリース。甲乙つけがたいシングル曲の中でも、ロック的な爽快さが群を抜いている楽曲。

 次点として、Negicco「Sweet Soul Neggy」(GPL Records)、私立恵比寿中学校「えびぞりダイアモンド!!」(スターダスト音楽出版)、Perfume「FAKE IT」(徳間ジャパンコミュニケーションズ/『ねぇ』カップリング)、AKB48「マジスカロックンロール」(キングレコード/『桜の栞』カップリング) を挙げたい。



- アイドル戦国時代とは何だったのか? 2010アイドル音楽シーン総括評 - メンズサイゾー

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